BRM311たまがわ200やまゆり

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 初めてAJたまがわのブルベに参加。新コースやまゆり200。鎌倉山、やまゆりライン、ヤビツ峠と走る前から気が滅入る。今年走った3本は、前半の無理がたたって後半潰れるを繰り返しており、今回はひとりなので最後までしっかり走りきる、体力のマネジメントをして時間内完走する事を目標におく。

 

5:20 出発 6:00到着 7:00出発

 

晴れ予報も雲に覆われた朝となり、まだまだ寒い。スタート地点は二子多摩川駅脇の多摩川土手の公園。吹きっさらしでブリーフィングまで、膝を抱えて縮こまる。数名ずつのウェーブスタートのため、出発早々単独走となり多摩川沿いから国道1号線経由で青木橋、関内まで進む。土曜日とはいえ7時すぎて車もそこそこ走っており、都市ブルベの宿命とはいえ幹線国道は本当に走りにくい。

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関内駅を右折して信号峠。ただ、結果的に中村橋までは1度しか信号ストップはなく、ホームタウン八幡橋から16号で六浦中学校入口まで行き右折。チームでよく使う六浦駅をかすめて鎌倉へ抜けるローカルなルートを進む。

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朝から観光客の多い鎌倉駅周辺を抜け、細い道を鎌倉山へ進む。常盤口の信号を見過したものの、すぐ折り返し初めて走る鎌倉山へ。

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いきなり目の前に迫る急坂に、どこまで続くのかとゾッとする。まだまだ知らない嫌なルートはあるものだ。距離はそれほどなく、さほどダメージもなく終える。

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鎌倉山の頂上に、もうそれは素敵な海をの見えるお店があった。とても自転車で行ってレーパンで入れるお店ではない。横を通ることすらはばかれる。

 

10:03 PC1 FM 西鎌倉駅前店

明太子おにぎり咥えながら、すぐ出発。

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腰越橋の信号から134に出るのは初めてで新鮮だった。いつもオーバーペースで失敗の原因になる134号。今日は30km/h弱におさえて走る。後半のヤビツが常によぎる。先月の満喫相模湾300でくたばった小田原セブンイレブンを曲がり、その先のセブンへ。

 

11:43 PC2 セブンイレブン小田原扇町2丁目店

チョコパン

ハムサンドイッチ

コーヒー

 

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ケルビムの参加者と会話しながら、車の多い小田原市街を抜けて広域農道やまゆりラインへ。走りもバイクもスマートな方だった。

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前半の交通量が多いのぼりを過ぎると、のどかな風景がつづく田舎道。ところどころ平坦と緩斜面がおりまざるため、トータルではそれほどきついルートではなかった。あくまでもきつい負荷をかけず、ヤビツにそなえてのんびり走っているからだけど。

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何度かアップダウンを繰り返し、ようやく通過ポイントの震生湖公園入口。通過の証に写真を撮る。湖はどこにあったんだろう?体力をある程度残した状態でヤビツへ向かうことが出来た。イメージより小田原から戻ってきており、すぐに名古木の交差点へ到着。セブンで休憩してからスタート。何度走っても蓑毛まではつらい。速度はガーミン停止音がなるレベルで、5人くらい参加者に抜かれるほど。1時間でのぼれればいいと割り切ってペース乱さず回す。さすがにこのペースだと後半まで維持できる。

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今日はヤビツで達成感満喫。トイレ休憩して、あまりの寒さにウィンドブレーカー着こみ、グローブ二重にして再スタート。この頂上の寒さからすると、裏ヤビツくだるのは寒さが相当厳しそう。工事中箇所もあるため注意しながらくだる。寒いけどながいくだりで楽に距離を稼げる。(笑)

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宮が瀬に戻るころには、体はすっかり冷え切り胃腸も痛み始め危険信号。ただルート的にブルベであることを忘れる走りなれた場所で気持ちは落ち着く。公園通過の際に飛び込んできた豚汁の文字。公園の売店で予定外の休憩。あったまる~。胃腸に痛みはあったものの、前回の反省をふまえ、きりたんぽなどたっぷりの具もすべていただく。

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はじめて猿の家族に遭遇!鳥屋から郵便局、津久井湖回って最後のPCへ。

 

17:03 PC3 セブン 相模原津久井和泉屋

きりたんぽで食欲もなく、チョコをひとつ買ってそのまま再スタート。

 

一気にくだって相模原から尾根幹を端から端まで。省エネ走行に徹した一日だったので、脚は残っており、そこそこのスピードで進む。気付くと6人くらいを曳く列車になっていた。ローテ促すんだけど、微妙にはなれて誰も前出てくれない。そんな状態で多摩川までおりてきて多摩堤道路への曲がり角を間違えたところで、後ろのメンバーをやり過ごして最後尾に。信号でわかれておいてきぼり。まさに使い捨て。(笑)ここから単独でゴールまで行くことに。矢野口から二子玉川までが結構ある。風が強くなりなかなか速度が上がらない。ブリーフィングで聞いていたとおり分かりにくいゴール地点。工事中の行き止まりに行ってしまうなど、10分ほど迷走したのちに無事ゴール。

 

19:50 ゴール (12時間50分)

 

受付の部屋で、二人の参加者から尾根幹で曳いたことのお礼を言われた。6時スタート組の方々で、おかげででぎりぎり時間内間に合ったとのこと。少し心は温まる。(笑)つくづく寒さに弱い体だなーということと、ベースの脚力が弱い。力強さがないと思う。ただ今日は200kmとしては最遅のゴールとなったが、計画どおりの走りが出来たので、よしとしよう。

 

走行距離 228.5km

獲得標高 2463m

平均速度 20km/h

 

 

20150604 GCR足助〜大人の遠足〜

グルメセンチュリーライド足助にMax-kozさん、カトさんと。
父、先祖の眠る足助での自転車イベント。昨年開催時に行ってみたいと考えてはいたが、なかなか単独参加は寂しいかなと思っていたところ、たまたま二人がいくというので便乗させてもらう。

 

f:id:Bellus:20160605203517j:plain前夜からカトさんの実家にお世話になり、6時半には会場駐車場へ。

 

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天気は快晴だけど肌寒い。澄んだ空気、緑多い景色に癒される。ノンビリグルメライドを満喫するため、クロモリCASATI号で。

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気持ち良すぎてテンションも上がる。

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圧巻、250名の参加者とか。イベントの性格を表しているのかCielo,SURLY率が高い。
また、参加者のヒゲ率も高い(笑)

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受付後、おいしい朝食ビッフェ。早々に着席して食べ始めるも、ビッフェ設営場所などもう一工夫してもらえるといいのだが。

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朝食会場でノンビリする感じでもなかったので、早々に出発。いきなり続くのぼりも
恐ろしいくらいゆっくり堪能する。

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f:id:Bellus:20160605205509j:plainとにかくルート上、ずっと横に川が流れている。川の音、鳥の鳴き声、チェーンの音しかしない。

 

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昼食会場に10時に着いてしまい、ルート外の道を30ほどのぼる。カトさん、ガチ練習中(行方不明)。Maz-kozさんとまったり休憩中。


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早めのランチ。手作りレモンソーダ、冷や汁絶品。ただ、あれだけのぼったので量が、、、、。

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ランチ会場。

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足助にある和菓子屋さん提供の補給食。レアポテト絶品。

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早くゴールしすぎそうで、長めに休憩。

 

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信号ゼロ、冒険心をくすぐる森を抜けるような素晴らしいルートを大いに満喫。

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早めに到着したので足助の街を散策し、お墓参りも。

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謎の人物について語り合った大人のディナータイム。
料理はちょっと期待値上げすぎたかな。
なんだかんだ3人で大いに笑い、楽しめた遠足となりました。
足助で楽しく過ごせて感慨もひとしお。

Max-kozさん、カトさんありがとうございました。

 

富士三湖 小田原輪行ツーリング

河口湖畔道の駅かつやま10時集合のチームツーリング企画に、ハマーさんが5時江ノ島発自走ツアーというオプションを設定。距離的には300kmには満たないが、往路はそこそこの速度(強度)になりそう。最近はブルベペースでしか走っておらず、どこまでついていけるか不安は残るものの、家庭的に終日時間をもらえたのでオプショナルツアー参加表明。

オプションツアー参加者は私以外にハマーさんとアサジ。5時江ノ島合流だと2時起床となるため、大磯5時半合流を当初は計画。それでも2時半起床で、前日出張帰りに不安がよぎる。必死に調査した結果、新横浜6時発小田原着6時14分着の新幹線輪行は、6時40分に小田原セブン合流が4時45分起床で、かなり現実的と判明。アサジはほとんど睡眠時間なく江ノ島合流らしいが、あっさり小田原合流に変更。


5時に出発し、新横浜駅輪行パッケージ、朝ご飯を食べ新横浜始発のひかり493号に乗り込む。おもいのほか人がいるので驚くが、相変わらずレーパンで乗り込む自転車おじさん。
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6時14分小田原到着。外に出てホイールつけて、輪行袋たたんで国道一号線へ。セブンには予定通り6時35分着。

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国道一号線からは、箱根湯本から宮ノ下交差点を直進。乙女峠を越えて御殿場へ下るルート。ロングの予定にも関わらず、小田原まで1時間半を切るハイスピードできたハマーさんとアサジのエンジンはあったまっており、湯本までのゆるーい上り基調ですでにキツい。車集合組との合流が10時のため、ノンビリ走るわけにもいかず湯本越えてからも二人のハイペースは続く。のぼりに入ると元々脚の差が大きく、あっという間に千切れてしまう。途中待ってもらいながら宮ノ下乙女峠をこなす。ブルベで距離は乗っているものの、推定L3、L4での走行はキツい。ご褒美に御殿場まで一気に下るも、須走経由の籠坂峠は再びずっとのぼり。すでに70kmほど走た二人は御殿場から少しのぼったコンビニで休憩。小田原合流なので40km未満だったし、籠坂峠までで待たせる事を考え、ボトルに水を補給だけして先に出発。須走まで先行したところで二人が追いついてきた。ここでハマーさんお腹の調子が悪くトイレチェックイン。ここでもアサジと二人で先に進んでおく事に。途中まではアサジと二人で籠坂峠を目指す。半分くらいこなしたところで、アサジは自分のペースで先行。僕、ハマーさんと遅れて到着。この段階で約束の10時まで1時間切っており、少し急ぐ必要がある。ハマーさん、おなかの調子がよくない様子。

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山中湖へのくだり、山中湖から富士急への直線下り基調をハマーさん、アサジの強烈なひきでとばす。これだけの時間、高強度で走るのは本当に久しぶり。下り基調なのでなんとか一番後ろでぶらさがっていく。山中湖から河口湖、最終1kmはチームTT状態。最後200mでスプリントと出し切って道の駅かつやま到着。10分ほどお待たせしてしまいました。もうすでに疲労困憊。ここからチームでグルッと80kmほど走る予定。

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少し肌寒さは感じるものの、好天に恵まれサイクリングペースでまずは河口湖を半周。10名を超えるメンバーで車もさほど多くなく気持ち良い。グルッと平坦を走ったところで急にのぼり出現。往路で思った以上に脚が削られていて、マイペースでのぼっていく。西湖湖畔までイメージよりのぼった気がする。

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西湖湖畔のパーキングで休憩。西湖の写真スポットで、チーム員みんな撮影タイム。

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総走行距離と帰宅時間の関係で、西湖を周ったところから自走オプションツアーは折り返し復路へということでチームから離脱。天気が良く、風が涼しく心地よい楽しいサイクリングでした。この時点で11:30くらい。3人ともおなかがすいて食事を取りたいところだが、なかなか程よいお店がなくひとまず道の駅なるさわでコーラと屋台で焼きたての名物おやき。もちもちしておいしい。

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その後富士吉田まで一気に下り、「てっちゃん」で吉田うどんを。安くておいしい。
そして吉田うどんゆえに硬い(笑)。ここでしっかり休息して、復路は山中湖から道志みちを通って宮ヶ瀬湖経由で土山峠を下って246までのルート。

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往路で満喫した山中湖までのくだりを、たんたんとのぼっていく。さすがに往路のような元気はない。山中湖から時計回りで道志みちへのアプローチ。のぼりきればごほうびの道志みちのくだりが待っている。ここはそれほど距離もなくあっという間に山伏トンネル。三人で記念撮影。さすがに睡眠不足のアサジはつらそう。一方、おなかがつらそうなハマーさん、道の駅どうしで待ち合わせと言い残して一気に下っていく。

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どうし道の駅で好物の豚くし焼き+トン汁補給。くだり基調、ハイペースで一気に青野原コンビニまでいってアイス休憩。気温の関係もあるとわ思うが、走行距離150km過ぎたあたりから、往路で感じた足の痛みも消え、すこぶる調子が良い。ブルベで距離だけは走ってきたからだろうか。いつもきついと感じる道志みち最後ののぼりがさほどきつくなかった。(ゆっくりのぼったけど)ここからはチーム連でよく通るルート宮ヶ瀬湖の橋を渡って、土山峠下って246。ふたりと別れて246を渋谷方面へ。19:00過ぎに無事到着。輪行にも慣れてきて有意義な休日となりました。ハマーさん、アサジ、チームのみなさん、ありがとうございました。

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BRM423 東京600 するっと浜名湖鰻③

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4/24 02:00 起床

寝起きには自信があるほうだが、5分ほどアラームが鳴り続けていたようで5分寝過ごしていた。窓を開けてみると、真夜中で真っ暗ではあるが残念ながら小雨が降り続いている。雨雲の様子をiphoneでチェックすると、往路に降られた雨雲はかなり東へ進んでおり、いずれ雨はやみ雨雲を追いかける形で終日降られることはなさそう。しかし目の前にJR弁天島駅、ひとまずmax-kozさんモーニングコール。致命的とならない限り、ここまで走ったので「やめる」のがもったいないという気持ちのほうが強い。天気に関して確認しただけで、お互いすでにリスタートを選択していたように思う。買い置きしたおにぎりを食べながら準備をして、早々にフロントへ。レインジャケットを着込んで再スタートは、予定の2時30分を少し過ぎたくらいだったか。

 

ブルベの名前にある「鰻」を食べるどころか、真っ暗でろくに浜名湖をみることもなく、50km先のPC4御前崎へ向け復路スタート。ここの制限時間(クローズ)は6時8分。約1時間ほどのマージンを見込んでの2時30分リスタートの計画。復路はまさに一本道、11km+33kmのゆるーい上り基調をまっすぐひた走る区間。仮眠のおかげで身体は非常に軽い。数キロ進んで雨も霧雨になり、天竜川を渡る頃には雨はやんでいた。徐々に脚も戻りはじめ、磐田からはいいペースで進んだ。あとで見てみると26,7kmで巡航していた。何人かの参加者を追い越したが、中には仮眠なしで走り続けているというライダーもいて、厳しいブルベになったことを実感。前回の経験から、もう一度眠気が来るかと思っていたが、全く眠気を感じることなく先を急ぐ。4時前にmax-kozさんに眠気が襲ってきたようで、後ろに下がった時に離れたり追いついたりを繰り返しつらそうだった。ハンドルにつけているバックミラーで、ライトの明かりを確認しながら、極力一定ペースでまわし続ける。御前崎が近づいてくると曇り空ながら明るさを感じることが出来、max-kozさんにも力強さが戻ってきたと思っていたら「眠気覚ましにインタバールやるので。」と、ものすごい勢いで進んでいった。(笑)このあたりから、アキレス腱に軽い痛みが出始めていた。

 

04:52 PC4セブンイレブン御前崎浜岡店(361.5km)

7のコーヒーが最高に美味しい。サンドイッチで補給してレインジャケットをウィンドブレーカーにかえリスタート。マージンは1時間15分。

 

またここから20kmの平坦路。もう飽きた。しかもいよいよ足首全体に痛みを感じはじめ、そこをかばうせいか右ヒザにも痛みを感じはじめる。左で踏んで右は踏まずにまわして進むが、右足首の痛みが治まることはない。靴をゆるめ、足首の自由度をひろげて回しながら何か対策出来ないかと考えてみた。少しクリートの角度を調整することで痛みが和らぐのではないかと思えてくる。何かにすがりたい気持ちでコンビニチェックイン。

 

7:52 LAWSON静岡丸子二丁目店

普段飲まないし、効果があると思えないけど「ゼナ」に元気を求める。あわせて、思い切ってイメージの位置にクリートをズラす。MAX-kozさんは身体の調子はかなり良さそう。気を使わせた走りで迷惑をかけてしまう。

 

しばらくはクリートの調整が功を奏し痛みがやわらぎ焼津を抜けた。昨晩浜名湖でDNFを検討していた3人グループは、焼津の銭湯で仮眠していたようだ。最後のPCでも再会することになる。静岡150号線7km海沿いに入る前から強風が吹き、速度が落ちる。またそれにあわせいよいよ足首の痛みが治まらなくなってきた。150号入ってからは暴風向かい風のなか進む事になる。耳元の風切り音が本当に不快。直前にスゴイ勢いで抜いていったライダーが、信号で合流し、この区間に入ったとたんにピッタリ後ろに張り付き、ペースを落として走っている。脚の痛みで心が荒んでいたのだが、ガマンならず一度停車直前まで速度を落とし先にいってもらう。やはり前をひく気はないらしく、結構な勢いで抜き去ってしまった。この区間は海岸沿いで本当に速度が出なかったと思っていたが、アベレージ23kmは維持出来ていたようだった。(体感時速18、9km)

 

8:46 チェックポイント サークルK静岡いちご海岸通店(428.7km)

御前崎宿泊組だろうか、結構な数の参加者が朝食をとっている。速度低下が気になってることもあり、水補給のみでリスタート。いよいよ未知の自己最高走行距離に突入。

次の熱海峠PC5まで70km。クローズまでざっくり6時間。普段の状態であれば、時間的には大分マージンがあると言えるが、全く不安が消えない。

 

強風向かい風の中、前をマイペースで走る事で脚の負担を減らす。しかしあわせて膝の痛みをチクチク感じるようになってきた。ルートとしては清水まで戻ってきて、400の時走ったルートに戻ってきた事で、精神的にかなり楽になる。前日ランチを食べたスマル亭、由比駅を越えて富士川を目指す。往路でチェックした観光センターの桜えび食事処があいているようで立ち寄ってみる。残念ながら売店のみで、食事は11時からという事で、しかたなく富士川の先のすき家で食事を取ろうと決める。ここから思った以上に富士川までが長く、二人ともお腹がすいてたいへんだった。それ以上に私のヒザが危険水域に入り、針でツボを指すときのような激痛がしばしば走り。へたにダンシングをするとガクッいってしまいそうだった。「ガラスのヒザ」といったところ。大事に回さないとマズい、ただ引き続きの向かい風に気温も上がりかなりしんどかった。速度も上がらず、max-kozさんの気をつかせてしまい、ブルベを走っていて初めてDNFを本気で意識しはじめた。なんとか「すき家」到着。ひとまずなんとか走り続けている事を家族への連絡を入れる。と、チームのJさんから心配と激励のメッセージが入っていた。一番気持ちが落ちていた事もあり、ちょっと泣けた。すこし弱音を吐く事で気持ちが楽になった。

 

気持ちも切り替わりリスタート。ただ残念ながら気持ちの問題だけでは無い、アキレス腱とヒザ、強烈な暴風向かい風に変化はなく、自分に取っては最大の難所「沼津平坦22km区間」に突入。しばらくMAX-kozさんが前で暴風に抗って進んでくれる。その後ろでなんとか左脚を中心に踏んでだましだましついていく。さすがにこの区間はアベレージも20kmを切っていた。今回の600kmのなかでは、この区間が一番キツかった。心技体どれもダメ。弱気になったせいか、ヒザの激痛が止まらない。この沼津を越えると三島。これ以上迷惑かけられないしDNFして新幹線で帰るかなと考えていた。

 

「くっそ、この速度じゃゴール間に合わないな!」

のちに聞くと、覚えていないということだったが、すき家から380号のほとんど前をひいてくれていたmax-kozさんも相当疲弊していたよう。自分のことしか頭になかったが、この一言で、せめて大きなダメージをうけていないmaxーkozさんだけでもゴールしてほしいとスイッチが入って気がする。ヒザが終わるかなという気持ちだったが、三島までは振り絞る気持ちが、最後一区間だけ前へ出る。380号を抜けるまでは痛みを感じながらも走るしかない。無心でひいた。600km考えると小さな事だが、この最後の区間はアベレージが20を越えている。頑張ったなオレ。ただ結果として、上げ過ぎで迷惑をかけていた。(笑)ようやくぬけて沼津の街からいよいよ熱海峠へ。それにしても沼津の道が悪い、常にがたがたと振動がおさまらない。ペダルを通じてアキレス腱、ヒザへ振動が響き痛みが続く。二人して「沼津嫌いだわ!」と、まるで子供。いよいよ三島へ来ると時間的なマージンを考えてもやめるには惜しい。だましだまし走りながら、ゆっくりのぼってもPC5の制限時間は間に合いそうだ。もうどこで止まっても、なんとか帰る事は出来るエリア、時間帯なので、「遅れたら先に行って下さい。」と伝えて、行けるところまで行こうと決める。

角度が悪いとひどく痛む事はあるものの、思っていた以上にのぼりに関しては回す事が出来た。なんとか制限時間を気にせずすむ速度で熱海峠をのぼる。風も峠に入り弱くなり、日も高く暑いくらいの気温。かなり体調が良くなってきた。


13:37 PC5 サークルK 函南丹那店(500.1km)

もしひとりだったらどうなっていたか。ここで2時間弱のマージン確保。エナジードリンク、おにぎり、バームクーヘンと眺めの休憩をとりつつ食事。その横でmax-kozさん、携帯で仕事の連絡、漢だ。(笑)この休憩で、おおげさでなく完走出来たらしばらく自転車乗れなくなってもいいから、是が非でもゴールしたいという気持ちが湧いてきた。Jさんへ決意を連絡し、激をもらう。

 

少しのぼり、一気に熱海駅へ。何度も走っているおかげで、脳みそは帰ってきたと勘違い。ただ、のこり100kmを切りよく知る、道を戻っていく。反面、実際はまだまだ走らなくては行けない事も分かっており、アキレス腱よりヒザの痛みを悪化させないように大事に走る。今回に限り、伊豆半島135号のアップダウンが心地よく感じる。本当に10km超の平坦はつらい。湯河原あたりだったか、お土産屋さんで休憩。トイレをお借りし、ドリンク補給していると試食品といって小さなみかんを頂く。このころには大分アキレス腱の痛みがおさまってきていた。そしてせっかくの記録なのに、ガーミン再スタート時に押し忘れていた事に気がつく。残念ながら最終的にログは600kmを着る事となるorz。小田原を抜けてからは、いよいよいつもの道へ帰ってきて、あと一息という気持ちになってくる。10km超あるものの、化け物平坦路に比べればスルッと国府新宿へ到着し、いよいよラスト平塚PC6へ。

 

17:21 PC6 セブンイレブン 平塚北豊田店(557km)

マージン約1時間半。ここまで来るとどの参加者もどこかしら不調抱えているはず。パンクなどメカトラは最後まで気が抜けないが、大きなトラブルがなければ時間内ゴール出来そうだ。多数の参加者が最後の休息を、旅を振り返りながら楽しんでいるよう。浜名湖でDNFを検討していたグループと言葉を交わす。焼津までは夜通し走ったらしい。少し日が落ちはじめて最後の難関、中原街道までの20km。アップダウンで多少気持ち的には楽ではあるものの、やはり長い。さすがに少し眠気も出てきた。ただ俄然気持ちは前向き。ヒザに致命傷を負わないように慎重にまわす。

 

完全に日は落ち暗くなって「下瀬谷2丁目」右折、いよいよ中原街道。アップダウンもさほど気にならない。早くゴールしたい。下りも速度押さえ気味にパンクだけは注意る。ズーラシアを越え「地蔵尊前」左折、最後のキツい上りをクリアし仲町台。帰ってきた。一気に下って、自宅そば地元。一人だったら涙出たかも。一山こえて、いよいよラストスパート。ゴールそばで一緒になった参加者とも健闘をたたえ合う。最後の交差点を二段階右折、、、、前を行くmax-kozさん左折、、、、ひとまず右折して待ち、max-kozさん合流。(笑)おかげでおっさんの泣き顔見せずにすんで、二人揃って笑顔でゴール。

20:22 FINISH セブンイレブン川崎武蔵中原店 (602.4km) 

 

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 今回で今年の目標に掲げたSR認定取得となりました。
よく聞かれるのが、楽しいのかということです。走ってる最中、走り終わってしばらくは、つらいだけで楽しいという感情はほぼなかった気がします。ただ、このブログを書き終えて、いい思い出になったと振り返る事が出来た気がします。しばらくは気楽に自転車を楽しみたいと思います。 

 

道中、SNSで応援してくださって皆さんに感謝。

キツい時間帯に激励して下さったJさんに感謝。

ブルベへ呼び込んで、一緒に走り貴重な経験をさせてくれたmax-kozさんに感謝。

無茶を許してくれた家族に感謝。

長い駄文おつきあい頂きありがとうざいました。

 

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BRM423 東京600 するっと浜名湖鰻②

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12kmほどの海岸沿い150号線をこなしたところで、これからゴールまで繰り返される、ど平坦TT区間(風あり)に気持ちが重くなる。上りの先には下りがあり、その間ストレッチなり、脚を休めるなり出来るわけだが、とにかくまわし続けるということが苦痛。
さすがに走行距離も200km近くなったきて、御前崎から先に待ち受ける平坦区間に気が重くなる。すこしローカルな街中を進んで自然薯の高級とろろめししかメニューにないという有名店「丁子屋」を過ぎ、国道一号線へ。一号線をしばらく行くと巨大な立体橋が現れる。左へ折れて橋を渡る。前方より大正トンネル工事中ということで、参加者が「通れないみたいです。」と下ってくる。ただ、Qシートに書かれていたように大正トンネルは通行止めで、横にある心◎スポットと噂の明治トンネルを通ることになっている。ここの分岐は分かりにくそうなのでストリートビューであらかじめ予習しておいたので、自信を持ってガイドする。このルートを開発した運営サイドに敬意を感じるほど、なんとも趣のある区間だった。まだ日があるうちに通れたからそんなことも言ってられる。帰路も通るのは日中だなと、こっそり確認。

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 宇津ノ谷峠はそれほどながいのぼりではなく、トンネルを抜けると一気に焼津まで下っていくルート。焼津港でようやく走行距離も200kmを越え、時間的にも予想範囲内に到着。10kmに満たないものの港沿いの道から吹きっさらしの港湾道路を経由して、大井川に到着。こんなとこまで来れるんだなーと写真撮影。

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まだ明るさは残っているが、だいぶ雲行きが怪しい感じだった。
疲労はもちろんあるものの、今回普段真っ先にきつくなる奇跡的に腰が全く痛くない。サドルを調整したことが良かったのか。脚はまだまだ問題ない。
大井川を御前崎までの海沿い平坦13kmを前に休憩。
 

17:30 サークルK吉田川尻店

 だんだんと甘い固形物を受け付けなくなってくる。カップみそ汁とかにかま棒で補給。
少し休んでリスタート。このあと起こる事態を知らずに、あと浜名湖まで100kmとホッと出来た幸福な時間であった、、、。

 

御前崎まで海岸沿い13km平坦TT区間。平坦が本当につらい。休めないし、休憩したせいか脚の疲れを感じ始める。徐々に日も暮れはじめライトをつけ、適度に先頭交代しながら、この区間は風もそれほどなくアベレージも25km超えていたと思う。思っていたよりスムーズに御前崎到着。すでにあたりは真っ暗。

 

18:41 PC4 セブンイレブン御前崎港店 ( 245.9km )

夕食をとっても良いが、max-kozさんもわたしも食欲がなくウィダーインゼリーとコーラ補給のみ。御前崎からPC3浜名湖弁天島までのこり65km。ほぼ平坦直線路。初日最大最長の区間が待ち受ける。重い腰をあげスタート切ると雨が降り出している。サッタ峠400kmを思い出させるしっかりとした降り。ここまできて。一旦スタート切るが、しばらくやむ気配もないため、店先へ逆戻りして、しかたなく寒さ対策も兼ねレインウェアを着込む。ここからは外灯の少ない暗い道を雨に打たれながら進むことになる。真っ暗のなか御前崎灯台の明かりがクルクルと遠くを照らしているが、果たしてやみそうにない雨に、会話もなくただただペダルをまわすことだけ考える。しばらく行くと第2候補であった御前崎のホテル。雨もいよいよ本降り。ここが仮眠ホテルだったらこのまま浜名湖折り返し100kmはしる気持ちになれたか自信がない。そのままチェックインしてリタイヤ(DNF)していたと思う。浜名湖のホテルまでやんでくれと願いながら進む。菊川、掛川、袋井。よく知る地名をパスしていくが。延々と続く一本道に、雨音。JRの駅一区間がながい。ただでさえ消耗する状態で、食事をとらなくていけないがコンビニがなかなか出てこない。何も考えずに進むのみ。ようやく袋井でコンビニにチェックイン。

 

20:26 サークルK 袋井大野店

残念ながら食欲はない。ただ食べないといけない。フランクフルト、おにぎりをお茶で流し込む。まず竜洋まで。橋越えてから平坦路、あとふた踏ん張りくらい。とにかく現状この場でDNFしようがないので。浜名湖までは進むしかない。max-kozさんと交わした会話やお店の情景があまり思い出せない。雨は本当に気持ちが削がれる。

 

相変わらず雨のやむ気配はなく黙々と袋井から進み、ようやく交通案内に磐田の文字が出始める。いよいよ浜松が近い。遠州大橋を通って天竜川を越える。有料道路の料金所を通過するのではなく、自転車は無料で細い測道を通行する。ようやく初日のゴールが見え始める。最後のど平坦約15km。max-kozさんのバッテリー充電で一度ストップして、いよいよラストスパート。しかし雨、風ともにおさまることなく中田島砂丘を通過。ようやくこのあたりで少し会話を交わす余裕が出てきた。max-kozさんは砂丘に来たことがあって、自転車で来てることが不思議だと話していた。自分も普段は浜松からこだまで帰って凄く時間掛かるな〜、と感じている。そこまで自転車で来るとは。


雨風に吹かれた往路ラスト100kmは厳しい区間となり、到着時刻も日中の見込み時間より遅れてしまったが、真っ暗で湖面の見えない浜名湖に迎えられて、歓喜のPC3到着となった。やたらと「浜名湖〜、浜名湖〜。」と連呼していた気がする。

 

22:41 PC3 サークルK弁天島店(311km)

 到着の安堵で一気に空腹感が出て、カレー、ヨーグルト、折り返し出発前のおにぎり、水と購入。数グループの参加者が休息を取っていたが、300km走れば充分でしょうとホテルを探す人や、この天気の中なお御前崎まで折り返すことを悩んでいるグループなどそれぞれ恐らく予想された事態としては最低レベルの状況でPC3を迎えているのは間違いない。

 

僕らと言えば3軒となりのホテル開春楼というファミリーホテルの激安訳あり部屋(風呂は大浴場のみ、トイレは廊下に共同トイレのシングルルーム)を予約しており、そのままチェックイン。実のところ大浴場は12時で終了してしまうため、是が非でも11:00にはつきたいところだったので滑り込みセーフ。遅くの到着にも関わらず、フロントの方の計らいで自転車は安全な場所で保管していただき、安心して休める。「2時過ぎに出発します。」「それは困ります、11時チェックアウトなので。」「いや3時間後の2時です。」「??????」「少し仮眠してすぐ出ます、、、、。」「そういうことでしたら、全く問題ないです、大変ですね(笑)。」となかなか味のある会話を交わして部屋へ。大浴場で疲れを癒し、カレー、ヨーグルトを押し込んで、2時起き2時30分リスタートの確認をして、1時55分アラームセット。12時前に就寝。もし起きた時に今の雨風の状態が続いていて、明日も悪天候が見込まれるようならDNF(Do not finish)=リタイヤするかと、頭によぎった。悩むまもなく、あっという間に眠りにつく。

 

BRM423 東京600 するっと浜名湖鰻①

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【ブルベ(仏:Brevet)】

 タイムや順位には拘らず、制限時間内での完走を認定するロングライドのサイクリン グイベント。距離ごとの制限時間は、次の通りである。

  200km:13.5時間
  300km:20時間
  400km:27時間
  600km:40時間

【SR:シューペル・ランドヌール】
 200km、300km、400km、600kmの4つの距離のBRMの認定を同一年に受けるとACP により「シューペル・ランドヌール」(SR)(フランス語。英語では「スーパーランド ナー」)に認定される。

                             *Wikipediaより

昨年、2016年SR認定取得を目標に掲げ、小田原、熱海、一国、134と【よく走る道】のエリア拡大につとめてきた。300kmまではなんとかなるかなと思っていたが400km、600kmは正直なところ完走のイメージがわかなかった。仕事柄と土地勘のある静岡県海沿いを横断し浜名湖を往復、自宅近くが出発地点となるランドヌ東京の「BRM423 東京600 するっと浜名湖鰻」でのSR認定へむけて計画を立てた。400kmに苦しみながらも、計画通り清水駅までは走った経験がある「よく知るルート」という状態でこの日を迎えることが出来た。のちに認識間違いを悟ったが、のぼりが苦手な自分としては、平坦が多い比較的楽な今回のルートでSR認定をと考えていた。前日にQシートを眺め緊張しながらも、早々に眠りにつく。 

 

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4/23 4:00 起床

作り置きのおにぎり、アミノバイタルなどしっかり朝食をとる。食卓に家族のからのメッセージカードに感謝しつつ、否応なく高まる緊張感のなかmax-kozさんと合流し受付のあるとどろきアリーナへ。初日曇り、2日目曇りのち雨という予報も、この距離では途中どうなるか怪しい。どんより曇って入るものの、気温は高めで半袖にアームカバー、半パンにレッグウォーマに反射ベストで調整しやすいウェアの選択は正解か。

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 息子はゲームでがんばるらしい。w

4/23 6:00

max-kozさんと同組でスタート。途中のPC(チェックポイント)のコンビニにも各々制限時間が決められているが、それ以外は決められたルートを走り40時間以内(4/24 22:00)に戻ってくればよい。事前に検討したのは3つのプラン。

①310km地点 浜名湖弁天島PC3到着予想 4/22 22:00~23:00

 ホテル仮眠:滞在3〜4時間

②361km地点 御前崎PC4(復路)到着予想 4/23 02:00~03:00 

   ホテル仮眠 :滞在3時間〜4時間

③ホテル仮眠なし:走り続け、眠気次第で屋外で随時仮眠

距離的にしっかり仮眠はとり、400kmの経験から23:00には睡魔が訪れることから300kmを2日間走るという形に近い①を最終的に選択。最後まで②と迷っていたが、 天候を考えると②を選択していたらDNF(途中リタイア)していたかもしれない。 

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初日は2日目の速度低下を防ぐためになるべく睡眠時間を取りたい。浜名湖22:00着を目指しはしる。出走約70名で、いつも通り中原街道は10名ほどのパックで集団走行。
数名後方よりスゴイ勢いで追い抜いていく参加者はいるものの、さすがに600kmだと無駄に速度の上げ下げせず集団も割れることなく淡々と進む。ここで川崎から一山超えて自宅かわずかのホームタウンで雨が降り出す。霧雨から小雨に。様子を見るため信号停止で慌てて、ウィンドブレーカーを着込んでジャージのぬれを防ぐ。くもり予報がいきなり外れ、小田原まで降り続いたら新幹線で帰ると心に決めていた。幸い中原街道抜ける頃には、ひとまず雨はやむ。BGM流しながら走る方やずっと二人で話し続けている方、オサレでしゃれた方などなど個性的な参加者とともに、我々はたんたんとPC1へ。

 

4/23 8:12  PC1 Daily Yamazaki 平塚北豊田店(47km)

今回はPCと通過ポイントあわせて10カ所コンビニのレシートが必要。各々無駄に5分休むとそれだけでも1時間近く消費してしまうことになる。そのため到着前に走りながらmax-kozさんとボトルの水はどっちが買うか、トイレは行きたいかなど、コンビニでの行動を打ち合わせしていた。その後も休憩不要と判断した時は、極力早いリスタートを心掛ける。

SR目標設定以来、何度通っただろう134「国府新宿」右折の小田原「新宿」左折で伊豆半島へ。135号入ってから混雑のせいか、無駄にクラクションならすお年寄りが多く辟易する。狭い道で抜けなくて邪魔だよね、ごめんね。

4/23 10:16 セブンイレブン熱海咲見町店

苦手な湯河原から熱海ヒルクライム区間をクリアし、難関熱海峠を前に水補給、トイレ休憩。ここまできて天気も回復傾向で気温が上がってくる。アームカバーもおろしただろうか。多くの観光客に対して、日本有数の観光地熱海をすり抜けていく自分、テンションは下がる。

 

熱海駅横を駆け上り来宮駅脇から始まる熱海峠アタック。一足先にmax-kozさんと輪行演習かねて敢行した「スルッと三島うなぎ」で試走している。ある程度斜度のある区間をゆっくりこなしていけば距離は5kmほどで、今回最大ののぼりでありながら個人的にはさほど嫌いじゃない。(スピードはおそいけど。)ただ、しばらくのぼりペダリングに違和感を感じはじめた。よく考えると斜度がキツい区間でやたらとお尻が下がる。サドルが動いて前上がりになってしまっていることに気付くと。1週間前にどうしても気になってサドル確度を調整したあとの締めが緩かったようだ。やむおえず停車して締め増し。600にびびって色々いじったりしてしまったわけだが、結局こんな時はいかにいつも通りのぞむことが出来るか、実行できるか、最近の言葉でいえば「ルーティン」、イチローが試合前、いつもカレーを食べるように出来るかが大事であるとつくづく感じた。熱海峠のぼりきった笹尻の交差点からはアームカバーつけ直して、一気にくだり気持ちいい。

 

4/23 11:13 通過チェック サークルK函南平井店 (108.3km)

 まだ正午前でもあり、食事はなるべくコンビニ食は避けようという方針のもと、アイスコーヒーとシュークリームで軽く補給。かなり天気は良くなっており気持ちよく三島まで下る。いつもながら復路ののぼりを考えてしまいに気が重くなる。三島からは街中の平坦区間にはいる。これまでに比べ信号が連続し、スタート&ストップでスピードが乗らない。本当に走りにくい。今回はゴール600kmが果てしなく感じて、累積走行距離は気にしないようにしていた気がする。そのかわり目の前の平坦一本道の長い箇所は毎回確認していた。一発目が富士川の橋までのほぼTT状態の約22km。400サッタ峠の復路で向かい風に苦しめられた区間。練習含めmax-kozさんとは何度も走っており、脚力差が大きい割には、走りやすくあわせてもらえ交代しながら消化出来た気がする。(このときの風の状況などは、あまり記憶にない。)ただ沼津からずっと後ろにの二人参加者がいたかな?ブルベ新参者で正解のルールは分からないけど、単純にマナーとしてぶら下がったら一度位前に出るとか、信号停車時に声掛けるとかあっても良いんじゃないかと思う。PC1までの団子のときはしょうがないと思うけど。やっぱり一緒に走ったことのない人にピッタリだまってつかれるのは長距離でもあるし、あまり走りやすいもんじゃない。富士川を超え写真を撮る為に川沿いへ外れる。黙って二人は行ってしまった。

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昼食はコンビニを避けよう話していたが、うっかり時間がかかるお店にも入れないということで、サッタ峠入り口の先にあるスマル亭でそばを食べようということになり、蒲原を抜け由比までの10kmほどを進む。蒲原を越えてからは交通量も減り、多少走りやすい。桜えびやしらすのお食事どころに心つかまれながらも、サクッと食べれるスマル亭へ向かう。由比の一本入った旧街道からサッタ峠入り口を横目に、そのまま一国横断の信号を渡り到着。 手、顔を洗ってリフレッシュ。ご丁寧に靴下まで脱いでリラックスモードで天ぷらそばを頂く。あったかい汁物はありがたい。少しゆっくりしすぎたか何名も参加者にパスされる。

ここから10数キロ興津を越え清水へ。このあたりは古い町並みから一気に開けた街が現れる。ビルの壁一面の清水エスパルスのマスコットが描かれていた。清水駅までは、前回のサッタ峠400kmできた場所。このさきは未知のルートになる。

 

4/23 14:47 PC2ファミマ清水三保店(172.4km)

すぐそばに三保の松原があるのだが、やっぱりルートを外れて観光する気持ちの余裕はなくスルー。日があるうちに宇津ノ谷峠(明治トンネル)を目指す。どうも色々出るやら、なんやらいわれてるそんなトンネルらしい。しばらく海沿い150号を静岡まで進む。そこそこ天気はよく風も向かい風ながら厳しいほどでは無かった。(このあと過酷すぎて、もうこのあたり記憶あやふや。)ただ、この11kmほども海沿い平坦TT道路で、単調かつ脚を休めることが出来ず気持ちがつらい。たまらず撮影タイム。

 

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BRM402東京400サッタ峠

4月1日 20:00

明日2日は未明より明け方までは雨が降り、その後も不安定との予報。
ブルベ400km、いよいよ本格的な夜間走行が含まれる(普通は)距離。
制限時間は27時間。伊豆半島伊東、修善寺、沼津を経由し静岡県清水市の往復。

本格的な長距離となるため、雨や夜間走行に備えレインジャケットはもちろん、雨よけにシャワーキャップ(ダイソー100円)など新たに準備。しかし泥除けが必要ではないかと不安になり、近所の山本サイクルで、店主のプロフェッショナルな対応により急遽装着。帰る時に冷たい雨が降り出してきた。帰宅後、シューズカバーを雨用に交換。

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4月2日 5:00受付 6:00出発

おにぎり*2、バナナ、アミノヴァイタル

夜中降り続いた雨はやんでいるものの、路面は完全なウェット。前回の反省から昨晩確認したキャットアイがまた不調。今回、元プロロードレーサー三船雅彦さんもエントリーされていてお会いできるか楽しみにしていた。ブルベにより興味をもってった理由は、三船さんのブログによるところが大きい。颯爽と現れ、受付を終えた三船さんと肩を組んで写真を撮らせていただく。テンションMAXで、是が非でも完走しようと思いが強くなる。とにかく24時間前後の長い旅になるので、淡々と負荷をかけず走ることを心がける。途中練習へ向かう知人とすれ違ったり、走り慣れたいつものルートで平塚へ。雨は上がっているものの、思っていたより風があり寒い。結局、PC1までに2度もトイレチェックイン。

 

8:14 PC1DY平塚北豊田店(47km)


ここで1時間ほどの貯金。トイレ2回分の遅れを取り戻すべく、おにぎり2個買って、休憩せずに再スタート。ひとつだけ手に持ち走りながら食べる。もうひとつは背中のポケットへ。いつも通り国府新宿を右折して海沿いを小田原へ。最近は小田原すら遠い感覚が消えてきている。そのまま熱海まで進むつもりだったが、再び小田原でトイレ休憩。


9:17 LAWSON小田原南店
おにぎりをひとつ買って背中ポケットへ。先に買ったおにぎりをほおばりつつ再スタート。135号を南下し伊東を目指す。無駄に時間を使っており不安が募る。PC2までは135を無理せず進み、途中休憩なしで向かうことにする。網代で三船さんのグループにパスされる。30秒ほど無理して後ろについて走ってみるも、のぼりをグイグイとダンシングする三船さんはあっという間に消えていった。自分の脚力には真鶴から熱海の区間は完全なヒルクライム。曇り空の伊豆135号を後続の数名にパスされながらゆっくりこなし、伊東から内陸に入りのぼる。思っていたよりも早くPC2へ。ここまでは先月の300相模湾で走った経験のあるルート。

11:27 ミニストップ伊東鎌田店(116km) 貯金2時間半

フライドチキンとスニッカーズ

あらかじめ昼前に到着したら修善寺の先まで進む計画。冷川トンネルを抜け、あっという間に修繕寺へくだる。この下りをのぼり返すのは、おそらく夜間になる。観光の車で交通量が多い修善寺狩野川沿いを進み、予定通り狩野川記念公園のLAWSONで昼食。それにしてもどこを走っても桜が綺麗。

12:47 LAWSON伊豆熊坂店(140km)

たらこパスタ、焼き鳥、コーヒー

コンビニ食にもだんだん飽きてきた。空腹だったがちっともおいしくない。店内の椅子で休憩しながら食べたのだが、ふとまだ半分も走っていないのかと疲れを感じる。この先は沼津へ出て、富士川までは長い平坦路。気持ちを切り替えてリスタート。

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沼津へ抜ける道は、住宅街や事前にチェックしていなければ見過ごすであろうサイクリングロードなどがあり、今回のルートの中では一番わかりにくい部分。まんまとガーミンがルートロストした状態で、気づかずにしばらく走り続け、気づけば完全にルートから外れて迷子に。やむおえず停車して、来た道をルート上の交差点まで戻る。沼津へ抜けると交通量の多い県道を走らなければならないが、太陽が出て暖かくなり、体の調子がよくなる。幸い富士川までの平坦一本道は、たまに大型車のあおりはあるものの風もほぼなく黙々とまわす。いかに楽に走るかだけ考えているので、ペダリング以前よりはうまくなった気がする。途中車のドライバーに声を掛けられ、「横浜から」というと激しく驚き激励いただくというブルベあるあるもあり富士川へ。数kmご一緒した年配のライダーと言葉を交わして別れる。

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そこから10kmほど先に今回ブルベの名前にあるサッタ峠。それをこなせば折り返し清水駅PC3が間近。一気に行ってしまいたい。

蒲原駅付近で前方より先頭で折り返してきた三船さんが見えてきた。思いっきり反対車線へ向け手を振ってしまった。「おっ~~。がんばって〜!」と三船さんも声を返してくれ、折り返しへのラストスパートへ力が出る。

由比駅先の自販機で炭酸を補給して、いざサッタ峠へ。事前のチェックで、何度か続くという劇坂は歩いてのぼることにしていた。途中数名乗ったまま上ってる人もいたが、
無理せず緩斜面のみ乗車。眼下に透明自動車と太平洋。残念ながら富士山は見えなかったけど、桜もさいて綺麗な景色にホッとする。くだっていよいよ折り返しPC3。

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16:38  セブンイレブン清水江尻1丁目店(204km)

 豆大福、粗挽きフランク、エクレア、天然水ハチミツレモン(これ最高!)

ほぼ計画通りの3時間の貯金で折り返し地点到着。今回は前半からだが動かない時間帯に、トイレ休憩を取っていたことが、良かったのか相変わらず肩こりはひどいものの、さほど身体にキツさはない。後半戦へ向け眺めの休憩をとり17時に出発。

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休憩でかなり身体が回復したのを実感する。今回は完全な夜間走行があるため元気なうちに、なるべく戻っておきたい。まずは沼津まではノンストップで行こうと決める。
日が暮れはじめ徐々に風が出始める。興津のバイパスをくぐって一国沿いは大型の歩道?を行くが強風でなかなか進まない。この海沿いの歩道で吹き荒れる向かい風にかなり体力を削られる。数キロ進んで押しボタン信号で、一国と踏切を渡り由比の小さな町の細い路地を進む。この日は祭礼のようで、多くの人が軒先に出ており通過する自転車乗りを不思議そうに見ていた。まずは10km先の富士川へ。ここで一旦停車しライト一式を点灯させる。

ここからは行きスムーズにきた平坦一本道。完全に日が暮れ、往路とは状況が一変する。かなりの強風で寒さが増してきている。しかもそこそこ車が通る大きな県道ながら街頭が少なくて暗い。VOLT300,700を2本とも点灯。速度が上がらないため、思うようにすすまない。消耗するせいかどんどん空腹感が増してきて、牛肉とみそ汁を食べくてしょうがなかった。コンビニで牛肉ってないよな〜とか真剣に考えながら、マックでもいいかなとか考えていると、いよいよ沼津というところで「すき家」発見。

はじめてブルベの途中にコンビに以外で食事をする。19:00過ぎていたと思う。この時ばかりは、本当に牛丼とみそ汁が最高のうまさだった。寒さからウィンドブレーカーを再度着込み再出発。

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*まあ、普通の牛丼。

 

沼津から修善寺までは、往路で迷った区間。ヘルメットにつけたライトでQシートを照らし、しっかり確認しながら進む。走行も250kmを超え、ルート間違えなどしようものなら心が折れそう。街頭が少なく暗くて日中と雰囲気が異なり、見通しも利かず走りにくい。夜間、走り慣れていないルートを走った経験がほとんどないので、慎重に進む。

伊豆長岡温泉街でトイレ休憩。公共の足湯の施設があり、手でもつけようかと思ったが、明らかに先客の家族連れの視線がヘルメットにアイウェア、反射ベストのピチピチジャージマンを牽制しており遠慮した。かの川放水路案内の写真を撮り家族と少し交信。元気を取り戻し、真っ暗なサイクリングロードを抜け冷川トンネルへののぼりへ。
気温が10度を切り寒さをいっそう感じる。

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時間も20時を過ぎ、車も減り山の中へ入ったことで 暗い、怖い、さみしい。この時は本気で動物系出てこないでくれと考えていた。思わずiPhpneで音楽を流す(笑)そのあと道沿いで小動物の両目がひかる、おそらく猿か狸か?だと思う。こちらに向かって8つほどの光る視線が向けられていた。逃げるようにまわす。つかれている割に距離が縮んでいるからか、この時間帯は比較的楽に来れた気がする。牛丼パワーかも。

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22:15 pc4 ミニストップ伊東鎌田店(291km)貯金3時間

コーヒーとチョコで小休憩。なんとか強烈な睡魔が襲う前に伊豆半島は脱出したいと考えていた。走行距離も300km近くなり肩や腰に痛みを感じるが、脚はまだいける。いよいよラスト100kmで気持ちも軽く再スタートする。外に出るとのぼりでそれほど感じていなかったが、気温は一桁とかなり寒い。使い捨てカイロをお腹へしのばせてくだりへ。首から上と指先が本当に寒い。ネックウォーマーがないためいかんともしがたい。伊東へ降りたコンビニに、追加でカイロを買おうと立ち寄ると、1000円でかなりしっかりしたネックウォーマが売っていたため即購入。この分厚いネックウォーマーにごーるまで救われる。

暖かさを取り戻し135号を北上して小田原へ。時間は11時近くなり、4時起きで走り続けイヤでも眠気が襲ってくる。それほど車の通行もなく、心地よいネックウォーマーにいつしか、脚のつかれよりも眠気との戦いになってくる。どうしても先を急ぐ気持ちが勝り、だましだまし走ってしまう。なんとか眠気を覚まそうと一旦停まって写真をとったりして。

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今振り返ればこのあたりで小休止すべきだった。熱海を超えて真鶴へのくだりで脚を止めると、一瞬寝落ちしてしまっていた。今回最大の反省。寝落ちで落車することは充分考えられる。自転車とはいえ居眠り運転はもちろん危険で反省すべき。一度落ちたことで少し目がさえてなんとか真鶴のコンビにへチェックイン。

 

00:35 センブイレブン 真鶴駅西店

 ウィダーインゼリー、ブルガリアヨーグルト、天然水ハチミツレモン

この時には固形物を口にする気が起きない。ずいぶん前に小田原で買って背中ポケットに入れていたおにぎりが、ここで座って壁によたれ掛かった時につぶれて発掘される。(笑)実のところ小雨を感じはじめたのがどの辺りからだったかは忘れてしまった。

ただ、このあたりでいよいよレインウェアが必要に感じ、レインウェア、シャワーキャップなど雨装備に着替える。雨の様子から、しばらく強い雨が続きそうで気分が下がる。普段なら雨が降りそうというだけでもやめるくらい雨走行が嫌いだが、ここまできたら雨でDNFはあり得ない。ただガマンして進むしかない。雨脚は強くなるいっぽうで、体幹温度はかなりさがり、エクストリーム感が漂う。REDBULLかよ!と。
もはや心中座禅状態、いかに感情の起伏をなくすか、何も考えずに進むかを考えるという状態。テンション上がるはずの小田原到達も、何事もないかのようにただただ雨を受けながら黙々と進む。定番の車の水しぶきを浴びるも、まあこんな状況の時間に自転車で走ってるほうが悪いと苦笑い。

ようやく国府新宿にたどり着く。さすがにホッとしつつも指先の冷たさがガマンならない状態になってくる。雨のおかげか身体の疲労感は2の次でほとんど感じない。ただ冷たく寒い。一度停まるとリスタートする時にしんどそうなので、ペース上がらないながらも最終平塚PCまでそのまま廻し続ける。

ただ疲れもピークだったのか、農道へ入る信号のない右折箇所を直進してしまう。何度も走ったことのある場所で、ぼーっとしていたんだと思う。気付いたら普段見ない景色があり、1キロほど来た道を戻りルート復帰。平塚の農道入ると前にかなり薄着、半パンのフラットバーの参加者が走っている。見ているだけで寒そう。そのまま、一緒に最終PCへ。

 

03:00 セブンイレブン平塚北豊田店 (360km) 貯金3時間

ウィダーインゼリー、コーヒー

出来るだけしずくを落とし店内へ。それでもびしょぬれで入ってくる客にイヤな顔一つせず、明るく対応してくれる店員さんに感謝しつつ、コーヒーで一息。長時間別々に走行しているのに、結局往路の中原街道で見かけた参加者が多数いた。みんなげっそりしているように見える。本当に雨さえ降らなければとうらめしい。直後にちゃりん娘のひとりが同行者とチェクインしてくる。往路の中原街道でぶっちぎられた女性。(笑)しばらくして先に出発していったが、体調が悪そうでなんとか完走出来るといいけど。凄い根性あるな。3本持ってきたメイタンゴールドの最後一つを流し込み、いよいよ最終区間へ。

 

03:32 スリーエフ伊勢原下落合店

走り出したものの直後にいよいよ指先の冷たさに耐えきれずコンビニへ入り、家事用ゴム手袋とハンドタオルを買う。ここの店員さんも明るく対応してくれ気持ち良く再出発。乾いたタオルで一度顔を拭くだけでかなりリフレッシュ。手袋装着後は指先もかなり快適になって判断の遅さを悔やむ。

これで中原街道で戻るだけだと思っていたが、その中原街道までの20kmが本当に進まない。雨が一段と本降りとなり思うように進まないのと再び強い睡魔が襲ってくる。ふりかえれば正常な思考力は欠如し、半分睡眠状態だった気がする。雨、寒さのなか停車して休憩するという考えが全く浮かんでいなかった。広く車もほとんど通らない時間帯に入り、またも寝落ち。次回からきちんと系各区的に時間を決めて仮眠強制的にとるようにしようと思う。初めての深夜走行で、厳しい条件で経験値はアップ。

中原街道に入った頃には、眠さの峠も超えたように思う。ただ雨は一向におさまる気配はなく、繰り返されるアップダウンに脚の痛みが出始める。今回は肩とヒザの痛み。気温は一桁で推移し、下りでの寒さが厳しい。10km/h台の低速で少ずつ進む。このあたりで徐々に雨空ながらも日が明けた明るさを感じる。このままいければ24時間台でのゴールが。特に下りではパンクに最大注意を払いながら進む。地元、東山田を抜ける際に3名のパックが結構な速度で抜いていく。いよいよ一山超えてゴールへ向かう頃、ようやく雨脚が弱まってきた。三船さんは昨夜のうちにゴールし、この朝6時スタートの200kmブルベに参加されるという。スゴイとかを超越した生き物だと思う。(尊敬)

06:22 セブンイレブン川崎武蔵中原店 24時間22分

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寝落ち2度と反省点はあるものの、なんとか厳しい条件下での400kmを完走。
運営の皆さんが待つデニーズで認定受付。指先が少しシビレてレシートがうまく出せず受付の方に出していただく。帰宅後、30分お風呂につかって寝落ち。お茶漬け食べて睡眠。脚の疲れをとるべく、夜は近所の先頭で電気風呂。

帰宅直後は自転車乗ることが気持ち悪い感じすらあったものの、風呂帰りに普段の景色を見て、息子と話しながら歩いていると早くも今月末600kmへの意欲がわいていた。早くSR取得して一区切りしたい。

運営されているランドヌ東京の皆様に感謝、御礼申し上げます。

 

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