読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

BRM423 東京600 するっと浜名湖鰻③

f:id:Bellus:20160505101925p:plain

4/24 02:00 起床

寝起きには自信があるほうだが、5分ほどアラームが鳴り続けていたようで5分寝過ごしていた。窓を開けてみると、真夜中で真っ暗ではあるが残念ながら小雨が降り続いている。雨雲の様子をiphoneでチェックすると、往路に降られた雨雲はかなり東へ進んでおり、いずれ雨はやみ雨雲を追いかける形で終日降られることはなさそう。しかし目の前にJR弁天島駅、ひとまずmax-kozさんモーニングコール。致命的とならない限り、ここまで走ったので「やめる」のがもったいないという気持ちのほうが強い。天気に関して確認しただけで、お互いすでにリスタートを選択していたように思う。買い置きしたおにぎりを食べながら準備をして、早々にフロントへ。レインジャケットを着込んで再スタートは、予定の2時30分を少し過ぎたくらいだったか。

 

ブルベの名前にある「鰻」を食べるどころか、真っ暗でろくに浜名湖をみることもなく、50km先のPC4御前崎へ向け復路スタート。ここの制限時間(クローズ)は6時8分。約1時間ほどのマージンを見込んでの2時30分リスタートの計画。復路はまさに一本道、11km+33kmのゆるーい上り基調をまっすぐひた走る区間。仮眠のおかげで身体は非常に軽い。数キロ進んで雨も霧雨になり、天竜川を渡る頃には雨はやんでいた。徐々に脚も戻りはじめ、磐田からはいいペースで進んだ。あとで見てみると26,7kmで巡航していた。何人かの参加者を追い越したが、中には仮眠なしで走り続けているというライダーもいて、厳しいブルベになったことを実感。前回の経験から、もう一度眠気が来るかと思っていたが、全く眠気を感じることなく先を急ぐ。4時前にmax-kozさんに眠気が襲ってきたようで、後ろに下がった時に離れたり追いついたりを繰り返しつらそうだった。ハンドルにつけているバックミラーで、ライトの明かりを確認しながら、極力一定ペースでまわし続ける。御前崎が近づいてくると曇り空ながら明るさを感じることが出来、max-kozさんにも力強さが戻ってきたと思っていたら「眠気覚ましにインタバールやるので。」と、ものすごい勢いで進んでいった。(笑)このあたりから、アキレス腱に軽い痛みが出始めていた。

 

04:52 PC4セブンイレブン御前崎浜岡店(361.5km)

7のコーヒーが最高に美味しい。サンドイッチで補給してレインジャケットをウィンドブレーカーにかえリスタート。マージンは1時間15分。

 

またここから20kmの平坦路。もう飽きた。しかもいよいよ足首全体に痛みを感じはじめ、そこをかばうせいか右ヒザにも痛みを感じはじめる。左で踏んで右は踏まずにまわして進むが、右足首の痛みが治まることはない。靴をゆるめ、足首の自由度をひろげて回しながら何か対策出来ないかと考えてみた。少しクリートの角度を調整することで痛みが和らぐのではないかと思えてくる。何かにすがりたい気持ちでコンビニチェックイン。

 

7:52 LAWSON静岡丸子二丁目店

普段飲まないし、効果があると思えないけど「ゼナ」に元気を求める。あわせて、思い切ってイメージの位置にクリートをズラす。MAX-kozさんは身体の調子はかなり良さそう。気を使わせた走りで迷惑をかけてしまう。

 

しばらくはクリートの調整が功を奏し痛みがやわらぎ焼津を抜けた。昨晩浜名湖でDNFを検討していた3人グループは、焼津の銭湯で仮眠していたようだ。最後のPCでも再会することになる。静岡150号線7km海沿いに入る前から強風が吹き、速度が落ちる。またそれにあわせいよいよ足首の痛みが治まらなくなってきた。150号入ってからは暴風向かい風のなか進む事になる。耳元の風切り音が本当に不快。直前にスゴイ勢いで抜いていったライダーが、信号で合流し、この区間に入ったとたんにピッタリ後ろに張り付き、ペースを落として走っている。脚の痛みで心が荒んでいたのだが、ガマンならず一度停車直前まで速度を落とし先にいってもらう。やはり前をひく気はないらしく、結構な勢いで抜き去ってしまった。この区間は海岸沿いで本当に速度が出なかったと思っていたが、アベレージ23kmは維持出来ていたようだった。(体感時速18、9km)

 

8:46 チェックポイント サークルK静岡いちご海岸通店(428.7km)

御前崎宿泊組だろうか、結構な数の参加者が朝食をとっている。速度低下が気になってることもあり、水補給のみでリスタート。いよいよ未知の自己最高走行距離に突入。

次の熱海峠PC5まで70km。クローズまでざっくり6時間。普段の状態であれば、時間的には大分マージンがあると言えるが、全く不安が消えない。

 

強風向かい風の中、前をマイペースで走る事で脚の負担を減らす。しかしあわせて膝の痛みをチクチク感じるようになってきた。ルートとしては清水まで戻ってきて、400の時走ったルートに戻ってきた事で、精神的にかなり楽になる。前日ランチを食べたスマル亭、由比駅を越えて富士川を目指す。往路でチェックした観光センターの桜えび食事処があいているようで立ち寄ってみる。残念ながら売店のみで、食事は11時からという事で、しかたなく富士川の先のすき家で食事を取ろうと決める。ここから思った以上に富士川までが長く、二人ともお腹がすいてたいへんだった。それ以上に私のヒザが危険水域に入り、針でツボを指すときのような激痛がしばしば走り。へたにダンシングをするとガクッいってしまいそうだった。「ガラスのヒザ」といったところ。大事に回さないとマズい、ただ引き続きの向かい風に気温も上がりかなりしんどかった。速度も上がらず、max-kozさんの気をつかせてしまい、ブルベを走っていて初めてDNFを本気で意識しはじめた。なんとか「すき家」到着。ひとまずなんとか走り続けている事を家族への連絡を入れる。と、チームのJさんから心配と激励のメッセージが入っていた。一番気持ちが落ちていた事もあり、ちょっと泣けた。すこし弱音を吐く事で気持ちが楽になった。

 

気持ちも切り替わりリスタート。ただ残念ながら気持ちの問題だけでは無い、アキレス腱とヒザ、強烈な暴風向かい風に変化はなく、自分に取っては最大の難所「沼津平坦22km区間」に突入。しばらくMAX-kozさんが前で暴風に抗って進んでくれる。その後ろでなんとか左脚を中心に踏んでだましだましついていく。さすがにこの区間はアベレージも20kmを切っていた。今回の600kmのなかでは、この区間が一番キツかった。心技体どれもダメ。弱気になったせいか、ヒザの激痛が止まらない。この沼津を越えると三島。これ以上迷惑かけられないしDNFして新幹線で帰るかなと考えていた。

 

「くっそ、この速度じゃゴール間に合わないな!」

のちに聞くと、覚えていないということだったが、すき家から380号のほとんど前をひいてくれていたmax-kozさんも相当疲弊していたよう。自分のことしか頭になかったが、この一言で、せめて大きなダメージをうけていないmaxーkozさんだけでもゴールしてほしいとスイッチが入って気がする。ヒザが終わるかなという気持ちだったが、三島までは振り絞る気持ちが、最後一区間だけ前へ出る。380号を抜けるまでは痛みを感じながらも走るしかない。無心でひいた。600km考えると小さな事だが、この最後の区間はアベレージが20を越えている。頑張ったなオレ。ただ結果として、上げ過ぎで迷惑をかけていた。(笑)ようやくぬけて沼津の街からいよいよ熱海峠へ。それにしても沼津の道が悪い、常にがたがたと振動がおさまらない。ペダルを通じてアキレス腱、ヒザへ振動が響き痛みが続く。二人して「沼津嫌いだわ!」と、まるで子供。いよいよ三島へ来ると時間的なマージンを考えてもやめるには惜しい。だましだまし走りながら、ゆっくりのぼってもPC5の制限時間は間に合いそうだ。もうどこで止まっても、なんとか帰る事は出来るエリア、時間帯なので、「遅れたら先に行って下さい。」と伝えて、行けるところまで行こうと決める。

角度が悪いとひどく痛む事はあるものの、思っていた以上にのぼりに関しては回す事が出来た。なんとか制限時間を気にせずすむ速度で熱海峠をのぼる。風も峠に入り弱くなり、日も高く暑いくらいの気温。かなり体調が良くなってきた。


13:37 PC5 サークルK 函南丹那店(500.1km)

もしひとりだったらどうなっていたか。ここで2時間弱のマージン確保。エナジードリンク、おにぎり、バームクーヘンと眺めの休憩をとりつつ食事。その横でmax-kozさん、携帯で仕事の連絡、漢だ。(笑)この休憩で、おおげさでなく完走出来たらしばらく自転車乗れなくなってもいいから、是が非でもゴールしたいという気持ちが湧いてきた。Jさんへ決意を連絡し、激をもらう。

 

少しのぼり、一気に熱海駅へ。何度も走っているおかげで、脳みそは帰ってきたと勘違い。ただ、のこり100kmを切りよく知る、道を戻っていく。反面、実際はまだまだ走らなくては行けない事も分かっており、アキレス腱よりヒザの痛みを悪化させないように大事に走る。今回に限り、伊豆半島135号のアップダウンが心地よく感じる。本当に10km超の平坦はつらい。湯河原あたりだったか、お土産屋さんで休憩。トイレをお借りし、ドリンク補給していると試食品といって小さなみかんを頂く。このころには大分アキレス腱の痛みがおさまってきていた。そしてせっかくの記録なのに、ガーミン再スタート時に押し忘れていた事に気がつく。残念ながら最終的にログは600kmを着る事となるorz。小田原を抜けてからは、いよいよいつもの道へ帰ってきて、あと一息という気持ちになってくる。10km超あるものの、化け物平坦路に比べればスルッと国府新宿へ到着し、いよいよラスト平塚PC6へ。

 

17:21 PC6 セブンイレブン 平塚北豊田店(557km)

マージン約1時間半。ここまで来るとどの参加者もどこかしら不調抱えているはず。パンクなどメカトラは最後まで気が抜けないが、大きなトラブルがなければ時間内ゴール出来そうだ。多数の参加者が最後の休息を、旅を振り返りながら楽しんでいるよう。浜名湖でDNFを検討していたグループと言葉を交わす。焼津までは夜通し走ったらしい。少し日が落ちはじめて最後の難関、中原街道までの20km。アップダウンで多少気持ち的には楽ではあるものの、やはり長い。さすがに少し眠気も出てきた。ただ俄然気持ちは前向き。ヒザに致命傷を負わないように慎重にまわす。

 

完全に日は落ち暗くなって「下瀬谷2丁目」右折、いよいよ中原街道。アップダウンもさほど気にならない。早くゴールしたい。下りも速度押さえ気味にパンクだけは注意る。ズーラシアを越え「地蔵尊前」左折、最後のキツい上りをクリアし仲町台。帰ってきた。一気に下って、自宅そば地元。一人だったら涙出たかも。一山こえて、いよいよラストスパート。ゴールそばで一緒になった参加者とも健闘をたたえ合う。最後の交差点を二段階右折、、、、前を行くmax-kozさん左折、、、、ひとまず右折して待ち、max-kozさん合流。(笑)おかげでおっさんの泣き顔見せずにすんで、二人揃って笑顔でゴール。

20:22 FINISH セブンイレブン川崎武蔵中原店 (602.4km) 

 

f:id:Bellus:20160505144401p:plain

f:id:Bellus:20160505143823j:plain

 

 今回で今年の目標に掲げたSR認定取得となりました。
よく聞かれるのが、楽しいのかということです。走ってる最中、走り終わってしばらくは、つらいだけで楽しいという感情はほぼなかった気がします。ただ、このブログを書き終えて、いい思い出になったと振り返る事が出来た気がします。しばらくは気楽に自転車を楽しみたいと思います。 

 

道中、SNSで応援してくださって皆さんに感謝。

キツい時間帯に激励して下さったJさんに感謝。

ブルベへ呼び込んで、一緒に走り貴重な経験をさせてくれたmax-kozさんに感謝。

無茶を許してくれた家族に感謝。

長い駄文おつきあい頂きありがとうざいました。

 

f:id:Bellus:20160505144329j:plain