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BRM423 東京600 するっと浜名湖鰻②

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12kmほどの海岸沿い150号線をこなしたところで、これからゴールまで繰り返される、ど平坦TT区間(風あり)に気持ちが重くなる。上りの先には下りがあり、その間ストレッチなり、脚を休めるなり出来るわけだが、とにかくまわし続けるということが苦痛。
さすがに走行距離も200km近くなったきて、御前崎から先に待ち受ける平坦区間に気が重くなる。すこしローカルな街中を進んで自然薯の高級とろろめししかメニューにないという有名店「丁子屋」を過ぎ、国道一号線へ。一号線をしばらく行くと巨大な立体橋が現れる。左へ折れて橋を渡る。前方より大正トンネル工事中ということで、参加者が「通れないみたいです。」と下ってくる。ただ、Qシートに書かれていたように大正トンネルは通行止めで、横にある心◎スポットと噂の明治トンネルを通ることになっている。ここの分岐は分かりにくそうなのでストリートビューであらかじめ予習しておいたので、自信を持ってガイドする。このルートを開発した運営サイドに敬意を感じるほど、なんとも趣のある区間だった。まだ日があるうちに通れたからそんなことも言ってられる。帰路も通るのは日中だなと、こっそり確認。

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 宇津ノ谷峠はそれほどながいのぼりではなく、トンネルを抜けると一気に焼津まで下っていくルート。焼津港でようやく走行距離も200kmを越え、時間的にも予想範囲内に到着。10kmに満たないものの港沿いの道から吹きっさらしの港湾道路を経由して、大井川に到着。こんなとこまで来れるんだなーと写真撮影。

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まだ明るさは残っているが、だいぶ雲行きが怪しい感じだった。
疲労はもちろんあるものの、今回普段真っ先にきつくなる奇跡的に腰が全く痛くない。サドルを調整したことが良かったのか。脚はまだまだ問題ない。
大井川を御前崎までの海沿い平坦13kmを前に休憩。
 

17:30 サークルK吉田川尻店

 だんだんと甘い固形物を受け付けなくなってくる。カップみそ汁とかにかま棒で補給。
少し休んでリスタート。このあと起こる事態を知らずに、あと浜名湖まで100kmとホッと出来た幸福な時間であった、、、。

 

御前崎まで海岸沿い13km平坦TT区間。平坦が本当につらい。休めないし、休憩したせいか脚の疲れを感じ始める。徐々に日も暮れはじめライトをつけ、適度に先頭交代しながら、この区間は風もそれほどなくアベレージも25km超えていたと思う。思っていたよりスムーズに御前崎到着。すでにあたりは真っ暗。

 

18:41 PC4 セブンイレブン御前崎港店 ( 245.9km )

夕食をとっても良いが、max-kozさんもわたしも食欲がなくウィダーインゼリーとコーラ補給のみ。御前崎からPC3浜名湖弁天島までのこり65km。ほぼ平坦直線路。初日最大最長の区間が待ち受ける。重い腰をあげスタート切ると雨が降り出している。サッタ峠400kmを思い出させるしっかりとした降り。ここまできて。一旦スタート切るが、しばらくやむ気配もないため、店先へ逆戻りして、しかたなく寒さ対策も兼ねレインウェアを着込む。ここからは外灯の少ない暗い道を雨に打たれながら進むことになる。真っ暗のなか御前崎灯台の明かりがクルクルと遠くを照らしているが、果たしてやみそうにない雨に、会話もなくただただペダルをまわすことだけ考える。しばらく行くと第2候補であった御前崎のホテル。雨もいよいよ本降り。ここが仮眠ホテルだったらこのまま浜名湖折り返し100kmはしる気持ちになれたか自信がない。そのままチェックインしてリタイヤ(DNF)していたと思う。浜名湖のホテルまでやんでくれと願いながら進む。菊川、掛川、袋井。よく知る地名をパスしていくが。延々と続く一本道に、雨音。JRの駅一区間がながい。ただでさえ消耗する状態で、食事をとらなくていけないがコンビニがなかなか出てこない。何も考えずに進むのみ。ようやく袋井でコンビニにチェックイン。

 

20:26 サークルK 袋井大野店

残念ながら食欲はない。ただ食べないといけない。フランクフルト、おにぎりをお茶で流し込む。まず竜洋まで。橋越えてから平坦路、あとふた踏ん張りくらい。とにかく現状この場でDNFしようがないので。浜名湖までは進むしかない。max-kozさんと交わした会話やお店の情景があまり思い出せない。雨は本当に気持ちが削がれる。

 

相変わらず雨のやむ気配はなく黙々と袋井から進み、ようやく交通案内に磐田の文字が出始める。いよいよ浜松が近い。遠州大橋を通って天竜川を越える。有料道路の料金所を通過するのではなく、自転車は無料で細い測道を通行する。ようやく初日のゴールが見え始める。最後のど平坦約15km。max-kozさんのバッテリー充電で一度ストップして、いよいよラストスパート。しかし雨、風ともにおさまることなく中田島砂丘を通過。ようやくこのあたりで少し会話を交わす余裕が出てきた。max-kozさんは砂丘に来たことがあって、自転車で来てることが不思議だと話していた。自分も普段は浜松からこだまで帰って凄く時間掛かるな〜、と感じている。そこまで自転車で来るとは。


雨風に吹かれた往路ラスト100kmは厳しい区間となり、到着時刻も日中の見込み時間より遅れてしまったが、真っ暗で湖面の見えない浜名湖に迎えられて、歓喜のPC3到着となった。やたらと「浜名湖〜、浜名湖〜。」と連呼していた気がする。

 

22:41 PC3 サークルK弁天島店(311km)

 到着の安堵で一気に空腹感が出て、カレー、ヨーグルト、折り返し出発前のおにぎり、水と購入。数グループの参加者が休息を取っていたが、300km走れば充分でしょうとホテルを探す人や、この天気の中なお御前崎まで折り返すことを悩んでいるグループなどそれぞれ恐らく予想された事態としては最低レベルの状況でPC3を迎えているのは間違いない。

 

僕らと言えば3軒となりのホテル開春楼というファミリーホテルの激安訳あり部屋(風呂は大浴場のみ、トイレは廊下に共同トイレのシングルルーム)を予約しており、そのままチェックイン。実のところ大浴場は12時で終了してしまうため、是が非でも11:00にはつきたいところだったので滑り込みセーフ。遅くの到着にも関わらず、フロントの方の計らいで自転車は安全な場所で保管していただき、安心して休める。「2時過ぎに出発します。」「それは困ります、11時チェックアウトなので。」「いや3時間後の2時です。」「??????」「少し仮眠してすぐ出ます、、、、。」「そういうことでしたら、全く問題ないです、大変ですね(笑)。」となかなか味のある会話を交わして部屋へ。大浴場で疲れを癒し、カレー、ヨーグルトを押し込んで、2時起き2時30分リスタートの確認をして、1時55分アラームセット。12時前に就寝。もし起きた時に今の雨風の状態が続いていて、明日も悪天候が見込まれるようならDNF(Do not finish)=リタイヤするかと、頭によぎった。悩むまもなく、あっという間に眠りにつく。